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春の俳句といえば?
こたえ | 春の海ひねもすのたりのたりかな 菜の花や月は東に日は西に 雀の子そこのけそこのけお馬が通る 古池や蛙とびこむ水の音 (和歌)東風吹かば匂い起こせよ梅の花主なしとて春な忘れそ
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会話 | 【入り】
さあ、春が近づいてきます。春を迎える心の準備はできていますか?春のイメージをふくらませて、春にすること、どんな春にしたいのか、いろいろなことを想像してください。・・・あれ、○○さん、どうやればいいのって顔してますね。そういうときは春の俳句を思い出します
【締め】
さて、今日は春の景色をいろいろと思い浮かべてみました。春の景色や春のムードで頭のなかがいっぱいになったところで今日の勉強はこれくらいにしておきましょう!。
【展開例】
春の海・・・? →春の海終日のたりのたりかな
そうそう。その通り。終日ってなんですか?
→一日中ってことですね。よくご存知でした。
春の海はちゃぷんちゃぷんとのんびりしています。 冬の海は風も強くて荒々しい。 ざぶんざぶんと打ち寄せる。 空飛ぶかもめも凍りつくようです。 ああ、そんな厳しい冬がようやく終わって春がやってきた。 なんとのんびりした風景だろう。 風はそよそよ南風。 チョウチョウもひらひらと舞っています。 春のわかめの匂い。 貝を掘る人。 ああ、サザエのつぼ焼きでも食べて帰りたいなあ。 いや、朝採れのしらすで一杯やろうか。。 そんな想像をしている間も、波は一日中・・・ちゃぷーーん。ざざざーーーー、ちゃぷーん。ざざざーーーー。 ああ、いい気分。 ……とまあ、こんな感じ。 春の海ひねもすのたりのたりかな、とこうなるわけですね。
さて、この俳句の作者って知ってますか?
→与謝蕪村。ですねえ。
他にも与謝蕪村の有名な春の俳句があります。。。 ヒント。菜の花や →菜の花や月は東に日は西に
さあ、みなさん想像してください。 ここは一面の菜の花畑です。
(聴いている人の頭のなかに光景がありありと浮かぶように、春の旅情、春らしい情感をこめて語ります) その中、与謝蕪村さんがひとり杖をつきながら春の旅をしています。。。 さあ、春の夕暮れです。 からすがカアと鳴いて山に帰る。 なんで帰るか。知ってますね。 可愛い七つの子があるからよ〜ですよね。 そして山のふもとの山寺の鐘が・・・ごーんと鳴り響く。 春の夕暮れ。 春は一日一日と日脚が伸びてまいります。 ああ、随分と日が伸びたなあ。。。。 歩みに疲れてふと足を止めた蕪村さん。 さて、今日はどこに宿をとろうか。 ふと見上げるとまだ青空の残る東の空にぽっかりと白い月が浮かんでいる。 ・・・おお、春の月か。 そして、振り返ってみると西の空には春の夕日が沈もうとしている。 そこは一面の菜の花畑。 ああ、春だなあ。 ……そんな俳句ですねえ。
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派生問題 |
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ねらい | 春のイメージで頭のなかをいっぱいにしていただいます。
春の海を楽しむことは難しいご年齢。そういった方に、せめて頭のなかでも春の海を楽しんでいただく。記憶の中、想像の中、そしてその場にいるみんなの中でいろいろな春で頭をいっぱいにしてあげてください。
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ポイント |
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