誰のために?
特養、老健、認知症グループホーム……。
有料老人ホーム、デイサービス……。
病院、地域コミュニティ……。
「来てくれる教室」はどのような環境で暮らしている高齢者にも訪問する教室です。
中高年、障害のある方、個人のお宅や病室などにもうかがいますよ。
なんのために?
訪問して「教室という場」をつくります。
そこには「つながり」や「知識」や「感動」などをつめこみます。
それはすべて必要だけれど欠けがちの大事なこと。
それは「生きる力」や「老いを生きる知恵」などにつながります。
どこで?
2016年9月現在、毎月これだけの教室を開催中です。
特養、11教室開催。
老健、2教室開催。
有料老人ホーム、8教室開催。
グループホーム、12教室開催。
毎月合計で33教室を開催しています。
その他、地域向けサロンを月6回、重度心身障害者(児)施設向け教室を月1回開催しています。
その他、デイサービス、個人宅、居室訪問、入院中やターミナル(看取り)の方への声かけケア、随時。
どんな内容?
おしゃべりをしながらいろいろな問いかけを繰り返します。楽しいおしゃべりで場がひとつにまとまります。
内容は、季節、日本、食べもの、健康、国語、芸能、音楽、文化、歴史、旅行、歌、紙芝居などさまざま。参加者が得意な分野、心を動かしやすい分野を中心に毎回アレンジいたします。
見た目は「頭の体操」や「レクレーション」ですが、その内容で効果をあげることはもとより、「教室が来る」ことや「教室がライフスタイルの中にある」ことで元気になることを目標にしています。
どんな効果?
「おしゃべりや対話」「談笑」「気持ちのやりとり」が生きる力になります。
「参加」することが頭と心の体操になります。
「社会感・生活感」を維持することができます。
予定のない生活を解消します。
孤独感を解消します。
認知症を予防します。
社会人同士としてつながることが、生活の不安、亡くなることへの不安を解消します。
さまざまなアクション
たくさん話すことが基本です。
名前をたくさん呼びます。
握手し、肩をたたきます。
元気のいい姿を見せます。
どのようなハンデのある方にも声をかけます。
「笑顔になるたのしいこと」よりも、「心から笑顔になるうれしいこと」を大事にします。
お年寄りとしてくくらずに、一対一の社会人同士としてつながります。
教室形式で進めますので「先生と生徒」としてもつながります。
自分が何者で、どんな思いがあるのかを伝えます。
なぜそれをやるのかをいつも伝えます。
お願いごとをたくさんします。
次回の予定、年間の予定をくりかえし伝えます。
横同士のつながりも大切にします。
スタッフさんも入居者さんも同じ扱いをします。
介護士であり、ライターである講師が教室を進行します。
生活の中の定期的訪問を基本にします。(月に2回が基本目標)
教室外での時間を大切にします。
別れ際に握手をして励まし、肩をさすっていたわります。
必要に応じて、可能な限り傾聴、訪室、散歩つきそい、お見舞い、電話連絡、メル友などしています。
一度つながった方にはできるかぎり長くつながります。
毎回、太鼓をたたきます。音の記憶をうながします。
毎回、赤いエプロンを着ます。印象の記憶をうながします。
さまざまな考え方
「たのしく盛り上がる」ことよりも「うれしい気持ちになる」ことを目指します。
おたがいに「会うこと」がうれしい関係になることを目指します。
ひとりひとりの高齢期を広く長くとらえ、それぞれのレベルに応じた目的と内容を持たせるよう工夫します。
なにをするかではなく、なにが必要なのかを考え、つながり方でこたえます。
一体感をつくることを大切な目標にします。
生活リズムのひとつになるよう定期的に継続的に訪問します。
すべては生きる力のために。
来てくれる教室のスローガンもご覧ください。。。
いろいろなツールで
 
 

 

運営について
来てくれる教室はその多くが「無償」でおこなわれています。
有償でおこなわれている教室についても運営費をいただくだけで利益はありません。
それでも教室を開催しているのは何よりもまず第一に「必要としている人がそこにいる」からです。
運営のために必要な資金を「教室の開催」とは直接結びつけていません。なぜなら予算があるところに教室が必要なのではなく、教室が必要な人がいるところに教室が必要なのですから。それは至極当然のことだと考えています。
運営を健全に継続させるために「寄付」、「寄付を募るための無料サロンの開催」、「人件費を最大限セーブする」などの方法をとっています。また、「講演」や「執筆」や「夏祭りの司会」や「深夜のアルバイト」などやれることはすべておこない、集まった金額のすべてを教室の運営に当てています。
みなさまにご賛同いただけるなら、運営費集めができる「場」や「機会」をご提供下さい。
もしくは、気持ちというご寄付をお寄せください。
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