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2025.3.11(火)更新
3/11●葉山・特養
春の海ひねもすのたりのたりかな、の春の海はどこの海でしょうか?
が今日の話題!!
こたえは、神戸の須磨。
歌碑が建てれられています。

ただし、丹後半島説もあるようです。でも、のたりのたりです。瀬戸内海の方が辻褄は合うような気もします。

では、ひねもすとは?

正解。
一日中ですね。

では、ひねもすの反対の言葉は?
これは、よもすがらです。
つまり、一晩中。

ひもすがら
ひねもすがら
ひねもす
と変化したそうですね。
そう考えると、ひねもすは一日中というよりも、日が暮れるまでずっと、ということなのかもしれません。

それもそう。
夜の海は見えませんからね。
月でも出ていない限りは。


続いて、この俳句の作者は、
与謝蕪村ですが、

与謝蕪村のもうひとつの春の俳句は?


菜の花や?

月は東に日は西に


かっこいい俳句。
ではこの菜の花畑はどこの菜の花畑か?


これは、堺だそうですね。


千葉とか、伊豆とか、なんだか花に似合いそうな地域かと思ったでしょう。

でも、その当時の菜の花って、単なる花ではなかったんです。

江戸時代です。
もちろん、電気もガスもありません。
電話もインターネットもないんです。

堺といえば、江戸時代を代表するような商業の盛んな町でした。
西から東から、毎日人とモノと金が行き交った町です。

その町の毎日を支えるエネルギー源は?
そう。
油です。
菜種油です。


与謝蕪村の頃の菜の花は単なる黄色い春の花ではありません。
生活を支える発電所。
それが地平線のかなたまで、どこまでもどこまでも続いたんです。
(これは想像)

そんな菜の花畑を、春の句を探しながら終日、歩くんです。
菜の花の海のようなところを、あてどなく歩くわけです。

さて、僕は今。
菜の花畑のどのあたりにいるんだろう?


カラスがかあで日が暮れます。
とーーーくのお寺の鐘が、ごーーーんと何となく風の合間から聞こえます。

さて、そろそろ宿にも戻らないと。

さて、道はいったいどちらだろう。


そんな時、頼りになるのは春の太陽と春の月。
それぞれちょうど真西と真東を移動しています。


空を見上げて。
白い月。
赤い太陽。
燃えるような菜の花畑がどこまでも春の風とともにある。。。



この俳句にインスピレーションを受けてできた歌。

かの有名な高野辰之と岡野貞一。
なんで有名かと言うと、誰も知らないことで有名。
それもそのはず。
そのころは文部省唱歌という作詞作曲家名だったんです。

歌はもちろん。

朧月夜。


菜の花畑に
入日うすれ
見渡す山の端
霞深し……
















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