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人生はレイヤー。
社会療法レクレーション「来てくれる教室」・ 一般社団法人「声をかける」代表理事 富永幸二郎のホームページ
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2025.3.27(木)更新
3/27
●横須賀・有料

『春の花と春の景色が心の中に押し寄せてくるうたの会!!』
本日の交流を「詳細はコチラ」に完全再現しました!
西洋たんぽぽと日本たんぽぽの見分け方は?など、春の散歩が楽しくなるお話とともに〜!
春になりました。

散歩ができる方も、
ご自分一人では散歩ができない方も、
頭の中で思う存分に、
たくさん春の散歩をしていただきたい!

……今日は、そんなうたの会です。




「まずは春の歌といえばなんですかねえ?」
と聞くと必ず出てくるのは『春の小川』と『春が来た』です。

春のうたの歌の会では、この2曲が、発声の練習と、場の空気作りにうってつけです。

そして、どちらもかの有名な高野辰之と岡野貞一の作詞作曲です。
なんで有名かと言うと、誰も知らないことで有名です。
(ご本人、失礼!)
そして毎回教えても誰も覚えてくれないことでも大変有名なお二人です。
(これまたご本人、すみません!)
そう伝えるとなぜか皆さん笑ってくださいます。

(でも、ご本人の名誉のために言っておきますと、この歌は文部省唱歌なのでおふたりのお名前は戦前はクレジットされなかったんです。だから、ご高齢のみなさんが知らなくても仕方がないですね。そして、後で出てくる『朧月夜』も、秋の名曲『紅葉』、『日の丸』、そして、なんと『故郷』もこのお二人の最高傑作。どの曲も、100年以上前から、何億もの日本人の心を豊かにしてきた第一級の芸術作品です!)


場の空気ができたところで、春とちょっとした身の回りの話なんかも聞いてもらいつつ、みなさんの名前もどんどんどんどん呼びつつ、目を見て、一言、二言と会話を重ねていきます。

発語が難しいけれども、じっとこちらを見続けて興味深そうにしてくださる方が何人かいます。
そういう方に向けて、こんな感じで簡単な質問をしてみました。


「春と言ったらいろいろな花が咲きます。
 赤い花、白い花。
 木に咲く花もあれば、田んぼのあぜ道の花もありますねえ。
 さて、春の花と言ったら、どんな花を思い出しますか?」


ゆっくりと頭の中で想像したり、会話内容をゆっくりと頭の中で構築しやすいように、会話の中身をじっくりと噛み砕きながら、何を考えたりしてるのか表情をうかがいながら、そして最後に答えやすいような質問を投げかけました。
その他の質問パターンとしては、「お花は好きですか?」とか、「ご自宅の玄関の脇には何が植っていましたか?」とか、「花束をもらうとしたら、何色の花束がいいですか?」とか、そんな質問も答えやすい質問かもしれません。
とにかく誰にとっても答えるのが嬉しいものです。
花についての質問ですから。


言葉がなかなか出てこなくって、微笑むばかりだったり、困ったわと言う顔をなさっていたので、

「ほら、皆さん、助けてあげてください。
 春の花は何がありますか?
 何が好きですか?
 ◯◯さん、どう〜?」

などと全体への質問に切り替えます。
すると誰かが「桜!」と答えたり、「梅!」と答えたり、「チューリップ!」と答えたりしてくれます。


「そうそう桜ですね。
 やっぱり日本の春と言ったら桜ですよね〜。」


今日の方は発語ができないままだったので、そのように同意を求めると、今回はうまく発語ができなかった方も、「そうそう、それが言いたかったのよ」という表情でにっこりと笑ってうなずいてくださいました。

そして、そのまま、
♪さーくらー、さーくらー、弥生の空は〜♪
と歌い始めます。
自然と皆さんはその歌を一緒に歌ってくださいます。

歌いましょうとか、歌ってください、って言いません。
言う必要ないですから。

最初の二曲もただ私が話の流れで歌っているだけです。
誰よりも大きな声で歌います。
誰よりも楽しそうに歌います。
そうすると、誰も恥ずかしがらずに歌えますから。
歌えない人も自分が歌っているような楽しい気持ちになれますから。



そしてもちろん桜の歌と言ったら、滝廉太郎の『花』です。
春のうららの隅田川ですね。


「うららっていうのは一体なんですか?」


そう聞くと、
「三浦半島の先にあるところよ」
と答えてくださる方がいます。
「それはうららじゃなくて浦賀じゃないですか!?」
「あぁそうか。そうか。あれ、埼玉だっけ?」
「違いますよ。それは浦和ですよ!」
わはは、とみんなで大笑いします。
本人も楽しそうに笑っています。

奇跡のような笑い話ですけど、これは実は計算通りなんです。
私はこうなるだろうということは、少しだけ推測がついていました。

なぜなら実は、このやりとりは去年もやったんです。笑



笑い話のようだけれど、このポイントって結構重要だと思うんです。
この質問をしたらこう答えてこう盛り上がった……と言うような流れは、実は、意外と何度も繰り返すものなんですよね。
だからなるべく覚えておいた方が良い。
そして何度も再現してあげて、楽しむことができるんです。

笑いとか、おかしな出来事とか、実はとても再現性があって、型のようなものがあるんではないかと思います。

幸か不幸か、認知症状がある方は、何度も聞いた笑い話を、何度も新鮮に笑ってくれます。
そうでない人も、楽しそうな話は、「前に聞いたわよ〜」って思いながらも、笑っちゃってくれます。
今回みたいに、同じやりとりを繰り返すのは少ないですが、自己完結する笑い話なら、何度でも再現可能です。
こう言ったら、こう笑ってくれた。
これはきちんと自分の中で積み重ねて、何度も再現するべきだと思っています。


偶然の笑いとか、突拍子もないような笑い。
そういったものを初めて生み出すのにも、コツや技術がありますし、誰にでもできます。
簡単なポイントは、その偶然の出来事を、きちんとつかんで、ことばやリアクションできちんと笑いにまでもっていこうという瞬発力ですね。
そして、そういう時にはひとつ残らず笑いに変えたいという情熱と責任感、ですね。笑

偶然の笑いも、再現できるパターンの笑いも、自分の中の積み重ねでできるものだと思っています。



そして、今日も覚えておいてよかった。
今年もこの件でみんなで笑うことができました。
間違った自分本人がいちばん笑っているから安心です。
(本人が笑っていないと、笑いはそこでは広げません)

よかった。
春だなぁと感じます。

もちろん、歌もうたいます。


「船頭さんが、櫂を隅田川にちゃぷんと沈めます。
 ぐーーーーーーっと力を入れる。
 すると、すーーーーーーっと船が動き出す。
 音もなく船はうごきますよ。
 そしてまた、ちゃぷん。
 櫂をさらに、ぐーーーーーーーと漕ぐ。
 力を入れた分、船はまた、すーーーーーーっと動きますね。
 ほんの小さな水の音。
 ちゃぷん。
 きーーーーー。
 櫂のきしむ小さな音も聞こえるかなあ。
 それでも、音はほとんどしない。
 春の暖かい空気が頬をなでますね。
 ……ああ、気持ちい。
 櫂を出し入れする時に、ちいさな飛沫がたってます。
 ちゃぷちゃぷ。
 春の日差しがそれにあたって、きらきら。。
 ……ああ、なんてすばらしい景色だろう。

 こんなときですよね。
 日本に生まれてよかったなあ、なんて思うのは。

 そして、両岸を眺めます。
 もちろん、満開の桜です。桜並木です。
 堤のずーーーっとむこうまで続いていて。
 春風が吹くたびに、桜吹雪。
 
 岸ではお花見のひとたちがゴザをしいてますね。
 子どもの声も聞こえてきます。
 ……ああ、みんな楽しそう。」


こんな話をするときの、みなさんの集中力はみなぎっています。
頭の中や、心の中が、桜と春の景色で埋め尽くされていくのが、ありありと伝わってきます。

そんな感じで、その先も、春の花について尋ねてみたり、春の花が出てくる歌につながるような話題をいくつも重ねていきます。


春に咲く黄色い花と言ったらなんですか?
そう聞くと、「菜の花」が出てきます。
すると、
♪菜の花畑に入り日うすれ〜♪
と朧月夜のが始まります。


そこでまた朧月夜の中の漢字の話をしてみたり、かの有名な作詞作曲の人の名前を挙げてみたり、2番の歌詞をゆっくりと読み砕いて、うっとりとするような春霞の風景の中に世の中の森羅万象がとけこんでいくようなその情景やまったりとしたムードを、頭の中、心の中、感情の中に、これでもかという位に思い描いていただいたりもします。

寅さんが柴又にかえってきて、リリーさんがどんなにかわいそうなのか、それをとらやのおばちゃんに話すような感じで。
リリーさんが夢を叶えたらどんなにすばらしいのか、それを聞いたヒロシさんが胸を躍らせるような感じで、

心の中に描くんです。
歌の前に、歌の世界をこころに描く。
そうすることでより、歌いたい気持ち、が生まれます。
歌の意味や価値や描かれた世界を心に描くことで、こころに熱がうまれます。
その瞬間のために、私はこの活動を15年間やっているといってもいいくらい。
その時、こころは隅田川の船の上にいます。
その時、こころは生まれ故郷の懐かしい春の風景の中にいます。

(前回やったので今回はしませんでした。繰り返しでもやってもいいんですけど、他の話題ができなくなるので。。)


さらには、春に咲く花で紫の花と言ったらなんですか?
そう聞くと「すみれ」と言う答えが出てくるかもしれません。
すると、すみれの花咲く頃、と宝塚の例の歌の話になります。
そこから宝塚の話をしてもいいし、初恋の人の名前を聞き出してもいいし、100年前の宝塚を産んだ小林一三さんの話をしてもいいし。

桜の話で、春のうららのを歌えば、滝廉太郎の話でもりあがるのもいいですね。
『荒城の月』と『箱根八里』を歌います。
もういくつねると、の『お正月』の作曲も実は滝廉太郎ですね。
もしピアノがあればヨナ抜き音階(ドレミソラ)の説明をしたり、琉球音階(ドミファソシ)や、韓国音階(ミ♭、ファ、ソ、シ♭、ド)、ブルーノートの音階(ド、ミ♭、ファ、ソ♭、ソ、シ♭)など、自分の知ってることでその世代の方が楽しめそうな、聞いて感心できそうなことはどんどん話します。



話があちこちに飛ぶ中で、ようやくたんぽぽの話も出てきました。
(ああ、やっとタイトルの話です!)

西洋のたんぽぽと日本のたんぽぽの違いはそのガクの形に違いがあります。
西洋のたんぽぽのガクはくるんと反り返っています。
(ガクの根本側の何枚かというパターンもあります)
そして日本のたんぽぽの角は一枚も反りかえることなく、花びらにぴったりとくっついています。
一枚も反ったりしていないので一目瞭然です。
そして探せばわかると思いますが、西洋のたんぽぽの割合は神奈川県在住の私からすると大体98%ではないでしょうか。

「2%の確率で日本のたんぽぽの見ることができれば、その人は幸せになれる!!そのような言い伝えが……あるかどうかは分かりませんが〜」
なんていい加減なことを言って笑ってもらっておいて、
「でも、やっぱり珍しい日本のたんぽぽを見れば少し幸せな気持ちになれますので、ぜひ春の散歩を楽しんでください!」


そんな話をします。

もちろん私の目の前にいるのは、自分以外の誰かが手伝ってくれないと散歩ができない人ばかりです。
そのような方に散歩を楽しんでください。
なんて言葉を言うのははばかれるような、もっといい言い方があるのではないかな、という気持ちになります。

でも、目の前にいる人たちは、散歩ができないことすら、もうあまり考えることがない人だったりもします。
春の散歩なんて忘れてしまって、春の散歩なんてあきらめてしまって、春の散歩なんてもうチラリと望みもしないような人なんです。
それが老人ホームにいる人たちの日常。
それが人生最後の春を過ごす人のいつもの春。

春に、春の散歩を望む。
そんなことを忘れてしまった方が幸せなのか。

本当にそう思います。
だとしたら、春の散歩の気持ちよさを思い出したり、春の散歩を望むような、心の温度も持ってくたとしたら、どんなに素敵かと思うんです。
何よりそちらのほうは人間らしいじゃないですか。

春に、春の散歩を望む。
……いや、そう簡単ではないです。
望んでも、その実現って、かなり難しいことですから。
特養も、有料もそうです。
デイサービスとか小規模多機能はまあいいとしても、グループホームも難しいかもしれません。
スタッフが少ないですし、それなりにリスクもあります。
散歩の重要性が話題にならず、それよりもほかのことを優先事項にしている施設はかなりたくさんあります。

望んでも散歩なんてできません。
それでも散歩への憧れを捨てずにいて、ずっと望んでいるか……。

どちらの方が幸せなんでしょうか。
どちらの方が人間的なんでしょうか。

私はたまに、質素で何もない暮らしに慣れて、特に何も望まないご高齢の方と会うこともあります。そういう方はほんの15分家を訪ねてお話をしただけで、本当に涙ぐんで喜んでくださるけど、それがなかったからといって不幸かと言うとそうではないんです。
一方で、望みが多すぎて、苦しい気持ちを抱えているご高齢の方を見ることがあります。
そんな望みが多い人は15分家を訪ねてお話をすると、それはそれは楽しんでくださいます。
でも帰りがけには同じ位の量の悲しさを感じていらっしゃいます。



私はいつも困ります。
そして、思うです。
結局、その先をどうすることもできないんですね。
でも、きっとそれでいいんだと思うんです。
私は人間らしい時間を作るだけです。
心を温めたり、かきまぜたりしたいんです。
社会からの風をふきこませたいんです。
すると、喜んだり楽しんだり、怒ったり悲しんだりしてくれます。
人間の心ですので、プラスもあればマイナスもある。
そして結局は、どの人の人生も、プラスマイナスゼロになる、そんな感じもします。

プラスになっても、マイナスになってもどちらでもいい。
でも、「無」というのはいちばん良ろしくない。
それに尽きますね。


なので、私は老人ホームでの皆さんには会えて「ぜひ皆さんも春の散歩を楽しんでください」と皆さんにかけるようにしています。
心を揺さぶりたいと思うからです。



今日の流れをまとめます。
・私の体調の話
・喘息が収まらない、花粉が飛んで咳が出る、ガラガラ声で歌っている
・潰瘍性大腸炎でお腹の具合も落ち着かない、痛みや痒みなどは無いけれども、どうしてもおならが止まらない、病院の先生におならを止める薬をくださいと言ったらそんな薬はないと言われた話。

・みなさんは弱いんじゃなくて強い、という話。
(高齢のみなさんは、毎日を、筋力の落ちた足や、以前ほどうまく動かない手で暮らしています。骨も弱いですし、動きも重たい。それって、毎日山登りしているのと同じことです。みなさんは、大変な荷物をかかえながら生きてるんです。だから弱いんじゃない。みなさんは強いんです。強く生きてるから人よりくたびれるし、人よりゆっくり動くし、人より寝ていいんです。みなさんはアスリートです。みなさんは大谷翔平です。って話)

・はじまりの挨拶、日付の話や天候の話
・ウグイスの声をみんなで聞く
・春の歌と言ったらなんですか?
・春の小川を歌う。
・春の小川の作詞作曲について。
・春が来たを歌う
・春が来たの作詞と作曲について。
・桜の話
・桜の名所について話す。衣笠公園の話など
・東京の桜の名所について
・花(春とうららの隅田川)を歌う
・1番の歌詞を読み砕いて、歌詞に描かれた世界を頭の中で思い描いていただく
・滝廉太郎の歌を歌う。荒城の月と箱根八里

(本格的にしっかり歌おう!という感じで、何曲かを、歌の紙を掲げながら、YouTubeで曲をかけている。その間、時間の確認をして、残り時間から話の展開や、何と何をかけるかを考えたり、名前が思い出せない方の名前を思い出したりしておく)

・白い花は?
・モクレンとコブシノ違いについて
・モクレンの花かと思ったら、チリガミだった話
・北国の春を歌う
・千昌夫は千利休の子孫だそうですね!……とウソ情報で笑う。
・千昌夫のほくろはどこにある?
・奥さんの名前は何だっけ?

・春の花で紫の花は?
・すみれの花咲く頃を歌う

・他には?と聞くと梅と答える方がいたので、この間経験した「梅干し」についての笑い話をみなさんにする。
・おまんじゅうだと思ったら梅干しだった話。
(ご高齢の方が亡くなる話でもあったので、その型の話などしてると五分くらいは話してたかな?)

・湯島の白梅など梅の歌もないではないけど、インチュンホウワって花は知ってますか?
・満州娘を歌う
・服部富子の歌で、知ってる人知らない人が半々だけど、サビの部分はだいたい知ってる。(隣にいきます隣り村、ワンさん待っててちょうだいね♪)
・満州です。マンジュウではありません。

・あっという間に1時間。
・今日の歌った歌を振り返ったり、春の花を振り返ったりする。そして、ぜひ春の散歩をたのしんでください。と伝える。

・暑さ寒さも?と尋ねるとみなさんが「彼岸まで」と答えてくださいます。
・春の海ひねものてり?と聞くと「のたりかな」
・菜の花や月は東に「日は西に」
みたいなやり取りもやって、「ではまた来月、もう桜がすぐ咲いて、散っちゃうころかな?入学式の時分ですね、すぐ参りますので、どうぞ素敵な春をお過ごしください〜」
で締めて拍手。


その拍手の流れで、ついでに、「花」をにぎやかに歌う。
最後まで全員手拍子で歌ってくれます。

そして、
「ありがとうございましたー。エレベーターをお待ちのみなさんのために曲でもかけましょう、これ次回やりまーす!」
と言いながら、蘇州夜曲とかかけつつ、皆さんを送ります。
ひとりひとり、目の前まで行って、しゃがんで、名前を呼んで、握手をしたりしながら、御礼を伝えます。

「ありがとうございました〜。お元気そうでよかった〜。腰は痛くなかったですか?」

そんな言葉をかけます。
「楽しかったですかあ?」
なんて聞きません。

言うとしても、「楽しかったですねえ。またやりましょう!」です。

楽しませたんでもないですし、楽しまされたんでもないんです。
一緒に楽しかったんです。

これはとても重要ですね。


全員を見送って、片付けます。
そして、この後、さらにリビングに行って、もう一度、今日のお礼とおしゃべり。
参加できなかった人のお部屋にも立ち寄っておしゃべりします。




今日、関わった方はざっと20人くらいでした。
終わった後のリビングと居室での時間でもやはり20人くらいと交流できました。

今日もまたいい1日でした。
映画のような1日でした。

みなさんの表情。
みなさんの変化。
みなさんの心のうごき。

それらが私にダイレクトに届いて、命の輝きがまぶしいくらい。


そして、その中で、骨折明けで、ひさーしぶりに参加された方もいました。
この方は、うたの会の前と後で、目の大きさが倍になってます。
最初は半開きでトロンとした目でたが、会の中盤からバチっと開いて力強い目になってました。
社会交流の中にようやく戻ってきて、いま目覚めた!!
という感じですね。
そんな瞬間が、本当にうれしい。

ほっとした表情。
自信ありげな表情。
嬉しそうな満足げな表情。
くたびれた表情。
安心してずっと寝てた方。

さまざまな表情、お暮らし、人生を感じることができ私も心から満足です。


そして、前回まで自室でずっと横になっていて、がんばっておられたご主人のお部屋にも行きました。
でも、もう知らない方の名札が貼られていました。
本当にたくさんお話をしたご主人です。
年齢は90歳くらいだったかな。
このご主人は、去年のアメリカ老人ホーム訪問の計画を思い付かせてくれた方です。

強烈にさびしい。
でも、あの方とたくさん話せたことが誇らしい。


いつまでも、あの方の顔を思い出しながらぼんやりしていたい。
そんな春の夜でございます。




そして、あしたはまた来る。
あしたがまた楽しみです。

できることをコツコツやっていきましょう。










こちらは写真のたんぽぽを横から撮ったところです。
日本のタンポポ?
西洋タンポポ?
どちらか分かった方は、コメント欄に答えをどうぞ〜♪


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