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自分の健康は自分で守ろう。
社会療法レクレーション「来てくれる教室」・ 一般社団法人「声をかける」代表理事 富永幸二郎のホームページ
富永のおと
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2022.7.21(木)更新
逃げ場所
毎日は大変です。
だからひとつのことばかりではなく、いろんなことをした方がいい。
同じこと、同じ毎日を繰り返すと、心に折れ目がついてしまう。

たとえば読んでいる本にたまたまついてしまった折れ目をなくすためにはどうしますか?
反対側に一回折るでしょう?
心にもそれが必要。

それは趣味であったり、第二の仕事であったりなんです。
1日趣味のピアノを練習したり、山に登って遊んだり、何もしないでゴロゴロと不真面目に過ごすのも必要なこと。
人によっては、韓流ドラマかもしれないし、ショッピングやグルメかもしれない。
人によっては、犯罪や浮気や痛みを伴う遊びかもしれない。

でも結局、それらって「逃げ場探し」なんです。悪い意味ではない「逃げ場探し」ですし、本文を支えることなんです。でも、ある意味それらは、人生の本文からすると、ちゃんと1ミリの意味もない無駄な時間なんです。

でも、それが人生の醍醐味になったりもします。
自然な態度でその逃げ場所に接することで、その世界の深さを知ってしまう。生産しよう形成しようという意識とは、真逆の意識でたどった道に、その人の人生の本来の道があるなんて、よくあることというか、当たり前のことのような気がします。
生産することや形成することだけが人生ではなかったんだと心も体も気づいてしまうと、そして「逃げ場所」でも生きていけることが計算できた幸運な人(もしくはそう思い込んでしまった不幸な人)はそちらの世界に飛び移るでしょう。

そうやって、逃げ場所がそっくり人生の本文になってしまう人もいて、本文になってしまったことで、そこからまた別の「逃げ場所」を探す人もいます。


これってなんなのか?
嗚呼、人生ってたのしい!
ってことじゃないでしょうか?

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