私はたぶん、小学生の頃から、ひと言少ない。そして、ひと言多い。いや、多いのは三言かもしれない。
言葉の選択が下手だなあ。
意味が通らないことを言ってしまったなあ。
雰囲気でしゃべってしまって相手の気分を害してしまったなあ。
何かが重なったり、気持ちが盛り上がる時ほどそれが出る。
重要なときにそれが出る。
だから致命的になる。
だから前もって考えをまとめたり、受け答えを想定して、相手を不快にしないよう、相手を混乱させないよう、できる限り準備している。
その準備が裏目に出ることも多い。
純粋に選んだ言葉や、心の中のそのままの言葉を、相手や世の中が良くなれと思って投げかけるものの、まったくの的外れで正反対の結果になってしまう。
みんなそうなのかもしれない。
特別なことではないかもしれない。
でも、私はそれが今でもどうしても克服できない。諦めてもいるし、完全を求めてもしかたないのだこら、ある程度はそういうものだろうとも受け止めている。
ただ、今回、自分を見つめ直していると、私は気づいている以外に、気づいていない行動や言動があったのではないかということに、ハッと気がついた。
気づいていない無意識な行動が、他者には受け入れられにくい行動になってしまっていたのかもしれない。
そんなことに気がついた。
そして、それにうまく気づく方法が、認知行動療法だし、マインドフルネスやコーピングということもようやく分かった気がする。
ズレは仕方がない。
でももっと折り合いのつく方法をしっかりと見つけていこう。
完全はない。
でも近づくことは続けよう。