久しぶりの完全開催。
天気雨にも負けずにたくさんお集まりいただきました。
セキが止まらないからかなあ。
なんだかシャキッと力が入らない感じ。
すべて終わってから、ぬーさんちにカレーをお届け、そして、もりさんちに声かけ。
「もーさーん」
玄関の外から声をかけても反応なし。
鍵はかかっていない。
「もーさーん」
中に声をかけるけど、やっぱり反応なし。
「もーさーん? もーさーん? ねえ、2階、あがるよー。もーさーん・・・?」
これはひょっとしたら変なことになるかもな。スマホ、車に置いてきちゃったか……と思っていつつ、階段を登りかけると、
「……はあい。起きましたあ」
ようやく2階の寝室から声が聞こえてきた。
やがてヨタヨタ降りてくるもーさん。
もーさん、寒さが戻ったこの3日間、誰とも離さずにご自宅にいたようなご様子。
「富永さん、ごはん食べ行く?」
さすがに一回、断ったけれど、ほっとけないか。
「富永さん、ごはん食べ行く?」
「……じゃあ、ワリカンで行きましょうか」
ということで食事に。
食堂までの車中でも。
食事中でも。
帰りの車中でも。
もーさんはこう言う。
「声をかけてくれる人がいて私、うれしい。私は幸せ」
3日間誰とも会わない。
自分の時間の中で、自分の友達と、自由に食事をする人は、もーさんにはいない。
家族もいない。
いつも部屋でスーパーの惣菜だけを食べている。
そんな人が言ってくれる「私、しあわせ」のひとことは、
私にとってもしあわせだ。